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いろいろ譜面とか整理していて、
「あぁ、なるほど」と思ったことです。

ジャズのいわゆるスタンダード曲というやつ、
基本的にフラット・キーでやりますよね。
別に誰が決めた訳でもないけど。

これはおそらく、
ジャズが管楽器主導で発展してきたことと関係ある、
と思われます。
チャーリーパーカーやマイルスデイビスをはじめとするソロイスト達や、
何といってもフルバンドは管楽器の集合体。

BbやEbのキーであれば管楽器にとってやりやすい。
で、それで演奏することが多いから
リズムセクションの楽器もフラット・キーに慣れてくる。
シャープ・キーは滅多に演奏しないから、
いざやると皆でボロボロになったりする。

かつては、新人歌手が
「バイバイブラックバード、Aでお願いします」
なんて事言ったら、口もきいてもらえなかった。

というのが我々の世代の平均的バンドマン。



ところが最近、シャープ・キーでも
何の抵抗も無く演奏するプレイヤーが増えてきました。
単純に我々の世代より実力が上、というだけでは無いようで。

ベース、ギターは基本的にはシャープ・キーの楽器です。
解放弦を使った演奏はシャープ・キーならではのもの。
で、ピアノも実はシャープ・キーの楽器だと思います。

シャープ・キーなら#5つまで、スケールが親指から弾けるのに、
フラット・キーならb2つで、スケールが親指から弾けません。
Aのコードのドミソを押さえた手の形は、自然な手の形。
Ebのコードのドミソを押さえた手の形は、だいぶ無理が有る。

ビルエバンスのあの有名なマイフーリッシュハートは
Aキーだからこそなしえた名演と思ってます。


で、何に納得したかというと、
我々の世代に比べて「管楽器の呪縛」が減っているのではないか?
ということ。

ソリストの数も以前程多くないし、
何といってもフルバンドが壊滅状態でしょ。

管楽器と共演するより歌手と共演することの方が
確実に多いのではないでしょか?

で、先ほどの
「バイバイブラックバード、Aでお願いします」
みたいなのをやってると、
シャープ・キーに対する抵抗も無くなってくる、


と、私は解釈したんだけど、どないですかね?


ま、単純に「ワテらの若い頃より、みんなウマい」だけかな。

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>ビルエバンスのあの有名なマイフーリッシュハートは
Aキーだからこそなしえた名演と思ってます。

最初のコード、G#が右手人差し指だからってのはわかります!
AフラットだったらG親指でEフラットの小指がくわっ!ですもんね。ないな。

移調についてはコンピュータの影響も多々あるんではないかとも。
ただそのぶん、キーの持つ重みよりも単に「トランスポーズ」って感覚になってる気がします。
ルパン 2010/02/25(Thu)09:38:11 編集
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